結婚式への準備がいよいよ始まり、これから式場を選びたいと考えている方。ワクワクとドキドキのどちらが大きいですか?結婚式準備の大きなポイント、式場選び。「絶対失敗をしたくない!」と考えるのは当然です。
でも、雑誌やネットの情報はどれも良いところしか紹介されていない気がするし、金額も内容によってケースバイケースってしか書いていない。正直わからないことだらけですよね。そんなモヤモヤを解決するために、まずは式場を見学しに行きましょう。
この記事では、ブライダルフェアと式場見学の違いとそれぞれのメリット、見学で気を付けるポイントについて説明をします。
中には、式場に支払う「お金」に影響する大切なこともあるんです。「見学だから」と知らずに行ったら、かなりの大損になってしまうかも。ぜひ参考にしてください。
この記事ではこんなことがわかります。
- 式場見学とは
- 式場見学の流れ
- 式場見学のチェックリスト
- 注意点
式場見学とは
式場見学では、結婚式場の館内を見て回ったり、プランナーさんに相談や概算見積もりを作ってもらうことができます。2人でデート感覚で参加したり、もちろん1人でも、両親と一緒でもOK。参加しやすい形で参加しましょう。
式場を見学するとなった時には、ブライダルフェアに参加するという手段もあります。ここではブライダルフェアに参加して見学する場合と、式場見学として個別に予約を取る場合の違いについて説明します。
式場見学とブライダルフェアの違い
まずは、「ブライダルフェア」との違いを説明します。
「ブライダルフェア」は、簡単に言ってしまえば多人数参加の式場見学イベントです。式当日の雰囲気を体験することを重視しています。
無料で料理試食やドレス試着、モデルによる模擬挙式に参加できる体験のフェアがあります。イベントのため、割とオープンな雰囲気で進みます。
一方で「式場見学」は、プランナーさんとのマンツーマンで進める見学です。「自分たちの場合は」といったプライベートな相談ができることを重視しています。
内容は、式場全体を案内してもらったり、内容や金額などの相談をしたりなど。個別対応となるため、クローズな雰囲気で進みます。
ブライダルフェア以外で式場見学へ行くメリット
さて、皆さんだったらどちらの参加方法にしますか。何となく、ブライダルフェアで行かないと損な気がしてきますよね。確かにブライダルフェアはお得で楽しいものです。でも、敢えてブライダルフェア以外で式場見学に行く場合のメリットもあります。
式場見学のメリット
- 行きたい時に行ける
- 細かい部分も見学可能(控室など)
- 逆に、自分の興味がある部分だけに絞って見学することも可能
- 個別の要望に合わせた概算見積もりを貰うことが可能
まず、フェアは土日祝日に開催されることが多いため、平日休みの方には参加しづらいという面もあります。式場見学なら個別となるため、希望する日時で行くことが可能です。「仕事終わりに少しだけ見たい」という方も是非相談してみてください。
また、フェアはどうしても挙式で目立つ部分をフォーカスして紹介することが多くなります。細やかな部分をしっかりと見られるということも、式場見学のメリットでしょう。
そして、これが重要な点です。プランナーさんとゆっくりと相談しながら、自分たちの希望を詰め込んだ場合の概算見積もりを作ることが出来ます。
一番最初の概算見積もりは、これから結婚式の金額を詰めるベースとなる大切なものです。自分たちのやりたい事を詰め込むとどれくらいの金額になるのか、まず把握しましょう。その先は、予算内に収めるためにどんな工夫・優先順位をつけるかとなっていきます。
式場見学の流れ
それでは式場見学はどのように進んでいくのでしょうか。おおまかな流れは、次のようになります。
式場見学の進み方
- 事前に見学の予約を取る
- アンケート記入、プランナーのヒアリング
- 挙式会場・披露宴会場の見学
- 見積もりと空き状況の確認
- 質問タイム、今後の流れの説明など
全体の所要時間は平均3時間ほど。終了時間の希望を伝えることも可能です。
ここでポイントとなるのは、見学前のアンケートとヒアリングです。皆さんがどのような結婚式を描いているかを、伝えられるだけ伝えましょう。それによって案内される内容が変わってきます。
特に大きな式場の場合、スペックの異なる会場が複数あります。広さ・収容人数・雰囲気など、一番自分たちのイメージと合う会場をメインに見たいですよね。そしてプランナーさんも、より好みにあう内容を提案しやすくなります。
式場見学のチェックリスト
ここで式場見学に関するポイントをまとめます。行く前に2人で話し合うこと、そして見学当日に確認するべきことを分けて記載します。ぜひチェックリストとして活用してください。
まずは、行く前に2人で話しておきたいことの項目です。
見学前に2人で話し合うこと
- どんなイメージの式にしたいか
- 式の参加人数
- やりたい演出、ほしいオプション、譲れないポイント(できればその優先順位)
- 時期(候補日がある場合、複数あるとベター)
- 予算
これらがある程度決まっていると、見学当日をよりスムーズに進められます。
次に、見学当日に確認したいことの項目です。
見学で確認すること
- 式場のロケーション、アクセス
- 周辺施設、ゲストの宿泊先
- 設備、バリアフリー、ベビースペース
- 式、披露宴の内容
- 希望日の空き状況
- 挙式時間の制限
- 料理、子どもや配慮が必要な人へのメニュー対応
- ドリンクコースの内容
- ウエディングケーキについて
- 写真撮影、ビデオ撮影の内容
- ドレスの内容(試着、気に入るものが無かった時の対応、持ち込み料金の有無)
- ヘアメイクの内容(リハーサルの有無)
- ゲストの衣装レンタル・ヘアメイクへの要望対応
- ウエディングアイテム(気に入るものが無かった時の対応、持ち込み料金の有無)
- 引き出物について
- 支払方法、予約金、オプション料、持ち込み料
- スタッフの対応
見学当日の項目も、2人がどんな希望をもっているのかを事前に話し合えると良いですね。
注意点
さて、式場見学をする上での注意点をまとめます。
- 事前に見学の予約を入れる(式場比較サイトを通すとキャンペーンあり)
- 服装はキレイめの普段着で
- 見学中に写真を撮ると、後で比較しやすい
- 1日に2~3件を回るときは余裕のあるスケジュールで
- 日によっては会場が結婚式用のセッティングになっていない場合も
- 実際の結婚式が行われた画像など、会場装飾のイメージが分かるものがあれば確認
- 希望する内容を出来るだけ詰め込んだ見積もりにする
- その場で契約をしない
- 他の式場の見積もりを貰っている場合は持参する
- 一番本命の式場をなるべく最後にする
特に大切なのは、その場で契約をしない事です。
式場見学の場で即決しないほうが良い理由
その理由は2つ。1つ目は、2人でよく考える時間を作るため。そして2つ目は、式場とのお金の話は交渉次第で変化する可能性があるためです。
金額を交渉する際、他の式場の見積もりは大きな交渉材料になります。式場としては、出来るだけ契約を取りたいもの。内容や金額を他より有利に見直してくれる可能性があります。
なので、本命の式場はなるべく後に行くのがオススメです。他の式場と比較した話がしやすくなるでしょう。
まとめ
記事のポイントをまとめます。
まとめ
- 式場見学とブライダルフェアは重視するものによって使い分ける
- 見学当日の流れを確認、見学前のヒアリングで出来るだけ希望を伝える
- 見学する前に、2人の結婚式への希望をチェック
- 見学当日、確認するポイントをチェック
- 式場見学の注意点、特にその場では契約しないことが大切
結婚式は人生の中でも大きな買い物になります。式場見学をうまく使って、自分たちの希望を最大限に実現できる結婚式を目指しましょう。