お年頃になるとやって来る、結婚式ラッシュ!!
数ある結婚式の中でも、皆とはちょっと違う、ゲストの記憶にいつまでも残るような式にしたいとは思いませんか?
そんな人にオススメなのが、人前式×和装×そして・・・チャペルの組み合わせ!
私は実際にこの組合わせの挙式に参加したことがありますが、友人と集まると、あの式は素敵だったといつも話題に上がります!
え、チャペルってドレスじゃなくてもいいの?和装で人前式ってどんなことするの?なんて疑問を解決しつつ、オリジナリティ溢れる、チャペル和装人前式の魅力をたっぷりお届け致します。
一目置かれたい、おしゃれ花嫁は必見です!
神前式だけじゃない!和装の挙式
ウェディングドレスも楽しみだけれど、挙式で和装を着てみたい。でも和装での挙式って、神殿での神前式だよね?と思っている人、人前式という選択肢があります。
夫婦としての誓いを、神様に立てるのが神前式。来てくれたゲストに立てるのが人前式です。
人前式には決まった形式がありません。よって衣装も自由!
和装の中でも白無垢に限らず、色打掛や引振袖など、様々な種類から運命の一着で夫婦の誓いを交わしましょう。
こんなメリットも
結婚式で和装は着てみたい!でもお色直しでドレス→和装だと、ヘアメイクによってはどうしても中座の時間はちょっと長めに・・・
そこで一番最初の挙式で和装を着てしまえば、こだわりのヘアメイクでもゲストが余分に待つ時間は0!
でも神前式ほど厳粛な雰囲気でなく、アットホームにしたいという方、披露宴ではなるべく会場にいたいという方におすすめです。
チャペルで和装人前式は可能?
和装での人前式素敵かも!でも選んだ会場のチャペル、すっごく素敵だから使わないのもったいない・・・。
それなら、和装人前式をチャペルで挙げるのはどうですか?先述の通り、人前式は「こうあるべき」という決まりがないので、和装でチャペルだってもちろんオーケー。
全国の結婚式場、ほとんどのチャペルで和装人前式は可能です!
ただし、本物の教会や、本格的なカトリックの教会ではキリスト教式のみで、和装洋装にかかわらず人前式自体が不可の場合が多いので確認して下さいね。
こんなメリットも
神前式を挙げる会場併設の神殿は、大人数を想定した収容人数になっていない場合が多く、親族しか会場に入れないことも。
せっかく和装を着るんだから、友人や会社の人などたくさんの人に挙式に参加して欲しい!そういった点でも、収容人数の多いチャペルはおすすめです。
人前式の流れ
決まりのない人前式ですが、一から十まで自由だと逆に困ってしまいますよね。
和装でも洋装でも、人前式の主な流れは次の通りです。
- ゲスト入場
- 新郎新婦入場
- 開式宣言
- オリジナル誓いの言葉
- 指輪の交換
- 結婚誓約書にサイン
- 結婚成立宣言
- 閉式の言葉
- 退場
チャペル和装人前式の注意点
魅力たっぷりでおしゃれな式だけど、いくつか注意点があります。
どうしても雰囲気と合わない場合がある
ほとんどのチャペルで和装人前式は可能ですが、やはりベースはキリスト教式を前提として作られているため、どうしても和装が馴染まない場合もあります。
限りなく教会に近づけた、本格的な作りのチャペルが特にそうです。
装花や装飾で雰囲気を変えられるのか、目立つ十字架があるのなら布などで覆えるのかなどを確認するのがいいかもしれません。
年配のゲストに馴染みがない
まだまだ人前式自体が全世代に馴染みがある訳ではなく、和装でチャペルというとなおさらです。
人前式とはどういったもので、なぜ人前式を選んだのか、事前に司会者さんにしっかり説明してもらうといいですね。
馴染みがないといっても、やはり年配の方に和装のウケは良いと思います。そこで、髪型やメイクを盛りもりにし過ぎず、着付けもきちっとしているとさらに印象アップで受け入れられやすくなるかもしれません。
くだけ過ぎてしまわないようにする
人前式全般に言えることですが、形式は自由と言ってもあくまで「挙式」。
ゲストが時間を作って、二人が夫婦になる大切な瞬間に立ち会ってくれるのです。
身内ネタに走り過ぎたり、相応しくない振る舞いはやめましょう。誓いの言葉の文言にも気を付けて。和装を着ていると、余計にそのギャップが品の無いように見えてしまいます。
アットホームな式は素敵ですが、行き過ぎてしまわないよう注意ですね。
おすすめの演出
基本の式次第にプラスして、和装やチャペルだからこそ出来る演出をしたら、今後一年はあなたの式の話で持ちきりかも・・・♡
入場サプライズ
当日まで、和装で式を挙げることはゲストに内緒!十中八九タキシードとドレスで入場すると思っているゲストはどよめく!
きっと、その驚きと羨望の顔は一生忘れませんよ。
驚きが大きい分、ゲストの記憶にも入場シーンが強く残ることでしょう。
お父様とバージンロード
自分の花嫁姿を思い描くとき、お父様と腕を組んでバージンロードを歩く姿を想像しませんか。
それも、もちろん叶います。
新郎に先に入場してもらい、新婦はお父様と入場します。
和装なので、腕を組んで隣を歩くというよりは、お父様が半歩先を行き手を引いてもらいます。こうして手を繋いで歩くのは何年ぶりでしょう?
いつも先導して色んな所に連れて行ってくれた手を離れ、新郎の元に嫁ぐその姿に、ゲストのすすり泣く声が聞こえてきそう。
懐剣(かいけん)・筥迫(はこせこ)の儀 紅差しの儀
ウェディングドレスなら、お母様によるベールダウンが印象的です。私もそのシーンで何度涙したことか。和装でも似た演出が出来ますよ。
お母様による花嫁支度の仕上げを行います。花嫁の衣装小物である、懐剣を帯に、筥迫は胸元に差し込んでもらい、口紅をちょんと塗ってもらいます。
- 懐剣・・・護身用の短刀のこと。自分の身と夫、そして子供を守る覚悟を持つように。
- 筥迫・・・現代で言う化粧ポーチ。女性の嗜みを身に着け、いつまでも美しくあるように。
- 口紅・・・無病息災や魔よけの意味があると言われている。
それぞれが持つ意味が分かると、より一層素敵ですね。お母さんに髪をとかしてもらった日、こっそり口紅を塗ってお母さんに見つかった日、そんな幼い時の思い出が蘇りそうです。
水合わせの儀
元々は、両家の実家の水を持ってきて、一つの盃に合わせ飲むという伝統的な神前式の演出です。
最近では、現代風に進化したり、様々なパターンがあります。
- 伝統を尊重し、銚子から盃に水を注ぎ飲む
- ジョウロに水を入れ、記念樹に水をかける
- 事前に大きな瓶にゲストからフルーツを入れてもらい、二人が仕上げにお酒を注ぎ、サングリアを作る
どの水合わせの儀も、別々の環境にあった二人が一緒になり、分かつことなく未来を作っていくことを象徴していますね。
コンフェッティシャワー
コンフェッティとは、日本語で紙吹雪のこと。フラワーシャワーの代わりに、新郎新婦退場の時にゲストにかけてもらうのはいかが?
海外のカジュアルウェディングのイメージが強いコンフェッティも、実は和装にぴったりなんです。金紙や和紙にしたり、折り鶴を混ぜたりしたらインスタ映えもばっちりですね。
コンフェッティは会場によってはNGのところもあるので注意して下さい。
まとめ
和装を着たい!アットホームな式にしたい!他とは違う式にしたい!そんな願いを全て叶えてくれる、魅力とメリットがたっぷりのチャペル和装人前式。
結婚式後の二次会で、後日友人との食事会で、「素敵だったー!」と褒められる姿が目に浮かぶようです。
いくつかの注意点に気を付けながら、世界でたった一つのオリジナリティ溢れる式はいかがでしょうか。