結婚式の前撮り撮影。式当日を迎える前に、花嫁姿を写真に収めるチャンスです。
本当はお金の心配なんかせずに、好きなものを好きなように選べたら最高かもしれません。けど、現実はそう甘くない!前撮りをする時、どうしても気になるお金の話。
でも、せっかく前撮りをするなら「我慢ばかり」は嫌ですよね。出来なかったという後悔は、意外と後まで残るもの。お金の面の不安や疑問を無くして、納得の前撮り撮影を目指しましょう!
この記事では前撮りの費用に関する、こんな疑問にお答えしていきます。
- そもそも予算はどれくらい必要なの?
- 一番いいプランを選ぶためのポイントは?
- 予算内に収めつつ、いい写真を撮るためのポイントは?
1つでも気になるものがありましたか?これから前撮りプランについて検討していく方の参考になれば嬉しいです。
結婚式の前撮りの相場はどれくらい?30万円って本当?
まずは、ざっくりとした全体の相場を把握しましょう。
ポイント
- 一般的な前撮りの料金相場は10~15万円
- こだわり多めな前撮りの料金相場は30万円~
それぞれを内容のイメージと照らし合わせると、次のようになります。
料金相場 | 内容のイメージ | |
一般的な前撮り | 10~15万円 |
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こだわり多めな前撮り | 30万円~ |
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随分と料金の幅がありますね。何が料金を左右するのでしょうか。
大きく言えば、撮影料金を左右するのは撮影場所・衣装です。加えて、アルバムの他にどんなアイテムを作るかによっても変わってきます。
基本料金から、料金にプラスされる要素、料金からマイナスされる要素をまとめると次のようになります。
料金にプラスされる要素
- ロケーション撮影(プラス3~5万円ほど)
- 衣装のグレードアップ(1着につきプラス3万円ほど)、着数を増やす
- アルバムの枚数を増やす、アルバム以外のアイテムをつくる など
料金からマイナスされる要素
- 衣装の着数を減らす
- アルバムや台紙を作らず、撮影データのみの納品 など
つまり、スタジオを飛び出してロケーションの撮影を希望すれば、撮影スタッフの交通費や手間代が増える分、料金も加算されます。
また、衣装については、何着るか以外にも料金が追加される場合があります。それは、衣装のグレードです。
基本の料金内で借りられる衣装と、追加料金で借りられる衣装を分けているスタジオもあります。その場合、基本のラインナップ内で気に入ったものが無ければ、追加料金を加算してグレードを上げたラインナップから衣装を選ぶようになります。
前撮りプラン同士を比較するポイント!オトクに見えて、損してる?!
前撮りプランの料金の内訳は分かりました。では、実際に他社同士のプランを比較して決める時はどうしたら良いのでしょうか。
費用の面から比較するポイントは次の2つです。
前撮りプランを比較するポイント
- 基本料金内でどこまでがカバーされているかを確認する
- 追加料金がどれくらいなのか、全て合算する
例えば、次のような2社のプランはどちらがオトクでしょうか。
A社:基本料金8万円(新郎新婦衣装それぞれ1着ずつ込み)、衣装アップグレードそれぞれ3万円、土日撮影料2万円
B社:基本料金15万円(新郎新婦衣装1着ずつ・オプション・変更すべて込み)
A社は、もしも基本料金内で選べる衣装が気に入らず、グレードが高いものを選ぶ際には1着あたり3万円の追加料金が発生します。併せて、土日撮影をする場合は追加料金も加わることに。
つまりA社の料金は、8万円+3万円×2着+2万円=16万円
B社の方がオトクになってしまう計算になりますね。さらに、もしもB社の方が衣装をウリにしているスタジオで最初から素敵なドレスを選べるとしたら・・・すごく損をした気持ちになりませんか?
このように、「基本料金」が安いプランを選んだけど、結局は他社より高くなった・・・気が付いたら30万円を超えていた・・・なんて事になりかねません。必ず基本に含まれる内容・追加の料金を、全て加味した状態で比較してください。
中には追加料金なしをうたったプランもあります。その場合も、基本内容にどこまでが含まれているかを必ず確認してください。
前撮り費用、節約のコツは?「我慢」よりも「賢く」が正解
ここまで前撮り料金の中身や、プラン同士の比較ポイントについてお話してきました。そして出来上がった見積書を見ても、なるべくなら料金を抑えたいのが本音ですよね。前撮りを安く済ませるために、全てを我慢するのが正解なのでしょうか。
結論ですが、それはおすすめしません。安さにこだわった結果、写真を見返すたびに心残りが出来てしまうのは勿体ないことです。納得のいく写真に仕上げつつも料金を抑えるためには、抑えるべきポイント・抑えない方がいいポイントを賢く使い分ける事が必要です。
素敵な写真にする一番の方法、それはロケーションにこだわること。
前撮り料金を大きく左右するものは撮影場所と衣装とお話しましたが、それなら衣装よりも撮影場所にこだわってください。意外に聞こえるかもしれませんが、写真は「ふたりを包む空気全体」を撮るため、衣装よりも背景が大切になります。
例えば、桜や菜の花を背景に、真っ白なドレスが風にひらめく瞬間。ひなびた旅館や日本庭園を、和服の2人が手を取り合って歩く姿。雑誌やドラマの中、遠いもののように感じていた世界を自分達が主役になって撮影することができます。
結婚の思い出として、この先もずっと残る写真です。自分たちだけでなく、出来上がった写真を見た人が、「素敵」って誉めてくれたら嬉しいですよね。
また、「どんな場所で写真を撮ってみたいか」を2人で話すのも楽しそうです。衣装にはあまりこだわりがない彼でも、写真を撮る場所だったら比較的イメージがしやすいので、どんどん意見を出してくれるかも。2人で夢を膨らませて、素敵な写真になると良いですね。
まとめ
まとめ
- 前撮りの費用は一般的な場合は10~15万円、こだわった場合は30万円以上が目安
- プラン同士を比較する時は、基本内容と追加料金の両方を見比べる
- 衣装と撮影場所、節約するなら衣装
お金に関する悩みって頭が痛くなってしまいますよね。けど、ウエディングフォトは人生で一番幸せな時期を、一生の思い出にするための写真。節約する部分とこだわる部分にメリハリをつけて納得のいくものにしていきましょう。
お金に関する悩みをなくして、最高の笑顔を写真に収めてきてくださいね。