結婚式は想像以上の費用がかかってきます。少しでも費用を切り詰めるならブーケは生花より造花にした方がお財布に優しいかな?って考える方も多いのではないでしょうか。
費用の面だけで言えばブーケに限らず少しでも安い方を選び、小さな積み重ねで費用を抑えたいですよね。
でも本当に値段だけで全て決めてしまっていいのでしょうか?
- 「値段やシンプルさ優先でブーケを選んだら寂しい印象になってしまった・・・」
- 「知人が作ってくれるって言ったからお任せしたけど、搬入の時間が早まったらやっぱり無理って断られた!」
上がってくるさまざまな先輩花嫁さんの後悔・失敗談・・・。
値段も大切ですが一生に一度の結婚式に彩を添えるブーケですので、写真やアフターブーケを見返す度に後悔がよぎらないよう一緒に考えていきましょう。
生花ってやっぱり高い?造花ならリーズナブル?
一瞬の美しさとみずみずしさ、そしてふんわり漂う香り・・・繊細だからこそ、慎重に扱わなければならない生花は造花より高価格ってイメージがありますよね。
では、実際どれくらい違うのでしょうか。
生花・造花に加え、プリザーブドフラワーそれぞれのブーケ1個あたりの価格を調べてみました。
生花 | 造花 | プリザーブド フラワー | 備考 | |
式場提携先依頼 | 2〜5万円 | 2万円〜 | 5万円〜 | |
個人で外注 | 1〜3万円 | 1.5〜3万円 | 1.5〜4万円 | 別途持込み料 |
自分で手作り | 5,000〜1万円 | 2,000〜3,000円 | 5,000円前後 | 別途持込み料 |



費用は抑えたいけど、それでも自作する花嫁さんが少ない理由を見ていきましょう!
式場提携業者のブーケ代は花が高価というわけではない!
先ほど自作の割合が少ないとお伝えしましたが、他の割合はこんな感じで圧倒的に式場提携先に依頼する花嫁さんが多いです。
式場提携先 | 外注 | 知人製作 | 花嫁自作 |
77.7% | 12.5% | 9.5% | 5.7% |
では提携先に依頼するメリット・デメリットについて見ていきましょう。
提携先依頼のメリット
- 衣装・会場に合わせたブーケをオーダーできる
- 挙式時間に合わせてベストな状態のブーケを用意してもらえる
- 万が一の破損トラブルなどでもフォロー体制がある
提携先依頼のデメリット
- リーズナブルな提案を期待できないため費用がかかる
- 受注数も多い分、典型的なデザインのブーケになりがち


では、続いて外注・自作して持ち込む場合のメリット・デメリットです!
持ち込みブーケのメリット
- 自分の好きな花で世界にひとつだけのブーケが作れる
- 費用調節がしやすく、リーズナブルにできる
持ち込みブーケのデメリット
- 衣装・会場に合うかのセンスが問われる
- 時間・手間がかかる
- 当日ベストな状態にしつつ、誰がいつどうやって持っていくか検討しなければならない
- 万が一のトラブルに対応できない



どうして花嫁さんってブーケを持つの?
子供が花嫁さんの絵を描いても絶対ブーケって持ってますよね。
あって当たり前すぎて「そんな理由なんて考えたことない」という方もいるかもしれませんが、実はロマンチックな由来があるのをご存知でしたか?
ブーケの由来
中世ヨーロッパでは結婚を申し込みたい男性はその女性のために自分で花を摘んで花束をつくり、女性へプレゼントしました。
女性がその花束から一輪花を選び、男性の胸ポケットへ挿してあげたらプロポーズへの答えは「YES」ということだったのです。


いずれもブーケは装飾目的というよりかは、花嫁のために作られた愛情の証ということですね。
費用面で選択したいところもありますが、こんな意味合いがあるなら当日いかに無事ブーケを用意できるかが大切だと私は思いました。

和婚も和ブーケブームだけど用意するべき?
さて、ブーケは当然西洋の文化なので着物の和婚にはそもそも不要ですが、最近は和装でも洋髪に合わせたコロンと手毬のようなボールブーケが人気ですよね。
ただ和装はウェディングドレスと違い自分で着物の裾を持って歩くことから、ブーケを持って歩くという場面はそう多くありません。
なので花嫁だからブーケがないと!と無理して用意する必要はありませんし、もし用意しても費用をかけた割りに前撮りや披露宴だけと限られた場面での登場となります。



引用:和婚コトノワ公式ホームページ
ブーケって1個じゃ足りない!?
「私は洋装だし、ブーケ持ちたいから2万円台の生花ブーケを1個式場にお願いしよう」なんて思われた花嫁さん!
挙式だけならいいのですが、披露宴でお色直しするとドレスのカラーもガラッと変わりますよね。
そのうえ「一般的にブーケは2個用意するもの」「最低2個必要!」なんてプランナーさんに言われたり、ネットに書いてあったりするためか先輩花嫁さんのブーケ使用平均個数は1.8個。
ブーケトスや2次会のことまで考えて3個頼んだという花嫁さんもいます。

もちろん無理に2個以上用意する必要はないのですが、ドレスを試着したらテンションが上がってしまいその雰囲気に合わせてブーケもお色直ししたくなっちゃいますよね。
ブーケをリーズナブルにお色直しする5パターン

引用:バルーンギフト・ドット・コム公式ホームページ
「ブーケを2個用意したい!でも予算が・・・」「2個目を造花にしたらケチったって思われるかしら・・・」なんて声が聞こえてきそうです。
ブーケひとつでも悩みは次から次へと湧いてきますよね。
そこでブーケが1個でも2個でも、生花・造花に縛られずリーズナブルに用意できる方法を提案します!
- ブーケは1個にして装飾のリボンだけ付け替える
最もリーズナブルなイメチェン方法。同じブーケ!?というサプライズになるかも
- 花以外のブーケ
キャンディーやぬいぐるみ、小さな風船を束ねたブーケ(可愛らしさは断トツ)
- ハンドメイド感満載ブーケ
フェルトや布製の花ブーケで敢えて手作り感を出す(器用で準備に余裕がある人向け)
- 生花と造花のMIXブーケ
造花のクオリティも上がっている時代、MIXブーケで高見えが叶う
- 和装なら扇子に花をちょい足し
和装ですでに持っている扇子などの和小物に花を一輪つけるだけでも華やかさUP


引用:はなどんや公式ホームページ

生花だと季節柄準備できない花や当日確実にベストな咲き頃にするのは難しいです。
そこで花だけ造花にして、葉脈の作りが難しい葉などは本物するという手もありますよ。
⬇︎MIXブーケを紹介している「はなどんや」さんはこちらをチェック⬇︎
⬇︎バルーンブーケの「バルーンギフト・ドット・コム」さんはこちらから⬇︎
また手作りであっても披露宴で登場させるブーケは入場時に司会者さんから「実は花嫁さんの妹さんが布で作ったブーケなんです!」と紹介してもらえるので、決してケチったなんて思われないプライスレスなブーケとしてお披露目できます。
まとめ
まとめ
- 生花・造花よりどこに依頼するかが費用の決め手(最安値なら造花の手作りブーケ)
- 負担なく安心してベストなブーケを手に入れてたいなら式場提携先に依頼する
- 和装だとブーケの登場場面は少ないのでコスパ面では考えもの
- 生花・造花にとらわれないブーケならリーズナブルかつ一味違った花嫁に
「ブーケはこだわらないからリーズナブルな造花の手作り一択でしょ!」っと考えていた方、新しい発見になったでしょうか!?
もちろん由来や安心感などの重みは人それぞれ違いますが、私としては知ったうえで大切に選んでもらい先輩花嫁さんたちのような後悔はしてほしくない!って思います。
結婚式は人生の大切なイベントですので、ブーケに限らず【お金をかけるところにはかける、抑えられるところは節約する】のメリハリをつけてほしいです。
私はゲストにはドレスとブーケを目で楽しんでほしい!と考えているので、生花と造花のMIXブーケでサプライズ感を出したいなって思っています。
どうかみなさんも素敵なブーケと出会えますように・・・。