「自分が主役」の結婚式って大半の方が一生に一度だけですよね。
でも招待される「ゲスト」って立場は人生で何回か経験するもの。
俗に言う結婚適齢期に1ヶ月で3つの結婚式に招待された友人もいます。
新郎新婦にとっては一度きりの結婚式でも、ゲストにとっては招待された結婚式の1回です。
ゲストと一緒に楽しみたい!とせっかく人前式を選択したからには、「またこの演出か・・・」とか「あの子の結婚式の方が盛り上がったな」なんてガッカリされたくないですよね。
そこで今回は自由な演出が人気の「人前式@ガーデン」における、ゲストも思わずワクワクしちゃうような演出方法をいくつかご紹介していきます。
私なりにアイデアを少しプラスした演出もありますので、オリジナリティにこだわりたい方は読んでいただいて損はないはずです!
この記事ではこんなことがわかります。
- 人前式の魅力を再確認
- ガーデン人前式ならではのセレモニー
- 和装が活きる人前式の演出
おふたりだけでなくゲストの記憶にも残る人前式を作り上げましょう。
人前式という挙式スタイルの魅力とは
人前式の魅力はなんと言っても「宗教や格式にとらわれない自由な結婚式」ということではないでしょうか。
参列したことがある方はお分かりだと思いますが、結婚の誓いもゲスト全員が証人となり立ち会うので、全員参加型のアットホーム感が強い結婚式だと私は思っています!
実際、先輩花嫁さんたちはこんな理由で人前式にしたそうです。
人前式を選んだ理由
1位 ゲストと一緒に楽しめる挙式にしたかったから(53.3%)
2位 宗教にとらわれたくなかったから(37.0%)
3位 比較的安く挙げることができたから(35.0%)
4位 演出や式次第などの自由度が高かったから(25.0%)
【 引用:マイナビウェディング 】

私は彼女の結婚式が初めての人前式で、しかも当時は人前式についての知識がなかったので、どんな内容なのか当日までとてもワクワクしたことを覚えています!
ゲストの拇印で結婚証明書を作り上げ、ゲスト席は半円型で新郎新婦を囲むようにできていたり、入場は新郎新婦ふたり揃ってガーデンの階段から降りてくる・・・
ふたりの「楽しんでほしい!」という気持ちが感じられる結婚式だったので、今でもこれだけ鮮明に記憶に残っています。
なので、ぜひみなさんにもゲストの心にいつまでも残る人前式を挙げてほしいです。
ちなみに人前式については過去に詳しく紹介しているので、「まだよく分からないわ」って方はこちらを参考にしてください。
キリスト教式から人前式へニーズは移行中!?
結婚式といえばキリスト教式のイメージから、人前式へニーズが移行しつつあることをご存知ですか?
ゼクシィによると、ここ数年で少しキリスト教式の割合が減り、人前式の割合が上がってきているそうです。
調査年 | 2014年 | 2020年 | 2014年と2020年の比 |
キリスト教 | 55.5% | 51.7% | -3.8% |
人前式 | 24.2% | 28.5% | +4.3% |
神前式 | 17.1% | 17.4% | +0.3% |
仏前式 | 0.8% | 0.6% | −0.2% |
その他 | 0.3% | 0.4% | +0.1% |
無回答 | 2.1% | 1.4% | -0.7% |
結婚式だけに限ったことではありませんが、自由・多様化を求める流れになってきているような気がしますね。


人前式@ガーデンがおすすめしたいアイデア集4選
人前式のニーズはこれからも上がっていくことが予想されていますが、そうなってくると悩むのがゲストと一緒にどう楽しむのか、です。
「ふたりのオリジナリティを出したい、でも自由って言われると逆に何したらいいか分からない!」そんな風に思っている方も多いはず。
実は以前にも人前式での演出アイデアはいくつかご紹介しているのですが、結婚式も日々進化しているので今回はガーデンウェディングにおすすめの新たな演出をご紹介します。
ウッディな「切り株の結婚証明書」
人前式に欠かせないアイテムといえば、ゲストと共に作り上げるオリジナルの結婚証明書。
拇印やサインを紙にする証明書が多いですが、こちらは切り株に拇印で証明してもらうスタイル。
ガーデンウェディングにピッタリのイメージで、少しずつ緑が生い茂っていく様子はゲストのみなさんにも楽しんでもらえるはず。
挙式後、自宅に飾るとガーデンウェディングを思い出す素敵なアイテムになりますね。

【 引用:minne公式ホームページ 】
マロンアイデア
- 春ならピンクのインクで桜チックに、秋ならオレンジ・黄色で紅葉風に
- 冬はカラフルなペンも用意してツリーのイルミネーションを描いてもらう
- ビフォーアフターを撮影しておき、披露宴でお披露目する
新しい家庭の誕生を祝う「植樹の儀」
植樹の儀とは、鉢の苗木に新郎新婦で土や水をやり新しい家庭を育むことを表現したセレモニーのことです。
人前式ではまずゲストに土やウッドチップを入れてもらい最後に新郎新婦で水をやる、という全員参加型のセレモニーができます。
また苗もその木の象徴や意味によってお好みで選べますが、うちなーんちゅなら「幸福を呼ぶ木」ガジュマルをおすすめします。

【 引用:無印良品公式ホームページ 】
マロンおすすめの苗木
苗木の種類 | 木の象徴・意味 |
オリーブ | 平和、夫婦の木 |
メープル | 調和、大切な思い出 |
ベンジャミン | 永遠の愛、友情 |

ゲストに協力してもらう「ブーケセレモニー」
挙式前にゲストに1本ずつ花を配っておき、入場した新郎はその花を集めながらブーケを作るセレモニー。
ブーケは新郎から新婦へ贈られ、新婦はブーケから1本の花を新郎の胸ポケットに挿し、ブートニアにします。
このプロポーズの再現にゲストも参加できるなんてロマンチックですよね。
マロンアイデア
- 大人数・全員参加型なら小ぶりのかすみ草がおすすめ
- 12人だけ厳選し、12本のバラでダーズンローズを行う

「花火シャワー」できらめく夜に
フラワーシャワーならぬ花火シャワー。海外挙式で人気の演出が日本でもブームになりつつあります。
ゲスト同士手持ち花火に着火しあい、その花火に見送られながら退場する演出です。
特に開放感のある夏のナイトガーデンウェディングに最適!
屋外ならではの豪華でフォトジェニックな演出にはゲストも満足すること間違いなしです。
火花の大きさや人との距離感、また花火をしてよいかは会場としっかり確認を
マロンアイデア
万が一、花火が使用できない場合はお祭りなどで見かけるケミカルライトがおすすめ。
ペンライトより安価で軽く曲げて発光させるまでは何色のライトか分からないサプライズ感もあり。
人前式×ガーデン×和装でやりたい演出3選
決まった形式のない人前式だからこそ、ガーデン×和装を夢見る花嫁さんも多いはず。
せっかくの和装ならそれに合った演出も考えたいですよね。
お姫様気分の「人力車入場」
観光地などでもよく見かける人力車。依頼をすれば出張で個人利用ができます。
日本のお姫様になった気分で新郎と共に優雅に登場できますね。
沖縄なら「花鳥風月 〜RyuKyu〜」さんで依頼できます。

【 引用:人力車 花鳥風月公式ホームページ 】
マロンアイデア
人力車はちょっと予算が・・・って場合は、入場ではなく退場に「クロージングキス」を用いてみるのはいかがでしょう。
キリスト教式だと退場して扉が閉まる瞬間にキスをちらっと披露する演出ですが、奥ゆかしい日本人としては気恥ずかしいもの。
和装であれば新郎が新婦の手の甲にキスするスタイルが控えめながらも、新婦をお姫様のように大切に扱っている演出にゲストもうっとりです。
ゲストのメッセージに溢れる「だるまの結婚証明」
縁起物のだるまを使った結婚証明。
ゲストはだるまに寄せ書きをして、最後に新郎新婦が目入れをするなんとも日本らしい演出です。
だるまは色によって込められた意味は異なっており、赤いだるまは魔除け、白いだるまは目標達成という意味があります。
純白のイメージで白いだるまは結婚式に人気のカラーです。
なかなか大きなだるまに寄せ書きをすることなんてないので、ゲストに珍しい体験をしてもらいたいカップルにおすすめです。

【 引用:シェリーマリエ公式ホームページ 】
マロンアイデア
寄せ書きだるまをブーケ代わりに持って入場すれば、「これから何するの!?」ってサプライズ感とブーケ代も1つ浮いて一石二鳥!
秋限定!ひらひら舞う「紅葉シャワー」
秋限定ですが、葉の色が美しい時期はゲストからの紅葉シャワーで退場するのはいかがでしょうか。
和装だと折り鶴シャワーの人気も高いですが、本物の紅葉なら自然に還るのでナチュラル感あるセレモニーになります。
もちろん、本物が難しい場合は紅葉シャワーとしてペーパーの紅葉が売られているのでご安心を。
緑の芝生を歩きながらゲストに色鮮やかな紅葉を投げてもらうと、目の前を赤や黄色の葉がひらひらと舞ってとても幻想的。
写真だけでなく、これは動画でも残したくなりますね。
マロンアイデア
折り鶴や紅葉以外におすすめしたい和なシャワー
- ふわっと宙を舞う紙風船シャワー(トマトや金魚などのモチーフもあります!)
- 音も出て面白い吹き戻し笛(ピロピロ笛)シャワー
以前紹介したその他の演出もチェックしたいって方はこちらからどうぞ。
まとめ
まとめ
- 人前式はゲストと共に楽しむ自由な結婚式でニーズが高まってきている
- ガーデン挙式なら植物を用いた結婚証明書やセレモニーがおすすめ
- 和装なら人力車の入場やだるまの寄せ書き証明、紅葉シャワーがピッタリ
- 代替品や季節感を出すというプチアイデアが出ればオリジナリティ感アップ
新郎新婦目線でも、ゲスト目線でもウキウキ・ワクワクしそうなものばかりではないですか?
今回は新たに発見した演出方法やアイテムに加え、私のアイディア案も紹介しましたが演出を決めるのに1番大切なのは「おふたりが楽しそう・やりたい」と感じられるか、です。
人前式の醍醐味はアットホームな空間で楽しんでいる新郎新婦を見て、ゲスト側も嬉しく・楽しくなっちゃう♪ってことだと思います。
私が参列した友人の人前式では誓いのキスの時に新郎も新婦も同じ方向に顔を傾けてしまい、笑いが起こったことがあります(笑)
それくらいリラックス感も溢れているので、楽しむことを忘れないでください。
もし演出案に煮詰まった時は、インスタグラムなどで写真を上げている方も多いのでひらめきのヒントに覗いてみましょう!